2011年8月1日月曜日

ぼくのプロポ 001

世界をチェスに例える人、あなたはそのプレイヤーだと感じているんでしょうか。 

確かに世界はチェスみたいなものだ。だけど、あなたもその駒の一つに過ぎない。 

この考えに立って考えるとき、あなたはあなたに味方がいるのだということと敵がいるのだということを私たちに知らせてくる。 

敵の脅威に対し、互いに守りあう者、一方的に守り、守られる者、ひとり孤独に立っている者、自由な道を持つ者、周りに道を塞がれどこにも行き場がない者、そうした者たちの中にあなたがいる。 

あなたは、この中のどの駒だと自分を考えるのだろう、もしかしたらキングでしょうか、あなたがこのゲームを認識する中心として重要な位置についていると考える限り、そうなのかもしれません。普通のチェスではキングの価値は計り知れない、なぜならゲームの勝ち負けはキングの生死に関わってくるから。 

しかし、このチェス、どうにも普通のチェスとルールが違う。キングが死んでもゲームが続くのだから。

だいいち、あなた、本当にキングなんですか? ポーンかもしれませんよ。 

でもね、それでも、あなたが敵陣を突っ切って最後の列にまで達せば、クイーンには成れるんです。 

守られて生きるキングでいるのか、それとも常に何かの可能性としてポーンであるのか、あなたがどちらであるかは誰も知らない。それにどちらにせよ、試合運びをするのはあなたじゃない、あなたを動かす誰かだ。

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