収めよう、出来れば題を持たない本を。
雑感をまとめているだけのサイトでしたが、最近はカフカやヴァルザーなどの短文・詩を訳して載せております。
2012年9月8日土曜日
大和言葉は私にいかなる思想を生やすのか
私ののどが母音の多い言葉によって響く
脳が心地よく揺すぶられ時折口を閉じると鼻音が鼻から抜けていく
が
それも邪魔がはいる
思想を語る言葉
内面というものを語る言葉
無意識というものを語る言葉
それらはどれも
ゆめも
うつつも語りはしない
借り物の言葉ばかり
狩られるのは私ののど
息苦しさにあえぐその声は
母音を含んではいても
私を心地よくはしてくれない
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