2012年7月27日金曜日

哲学って何?ともし高校生あたりに聞かれたら、まず言おうと思うこと。



哲学って、何?
って考えたことがありますか?

カントやヘーゲル、マルクスやハイデッガーとか色々な哲学者がいて、みんな小難しいこと言ってるんですけど。
だから、みんな敬遠してしまいがちなんだとおもうんです。

それは、多分哲学が何を目指しているかが分からないからなんだとおもうんですよね。
じゃあ、哲学って何を目指しているのかというと、

「いまこうやって生きている私がいなくなっても、ずっとありつづけるものって何だろう?」に答えを出す

ってことなんです。
で、そういうことを目指すんじゃなくて、

「今生きている私にとって○○はこんな意味なんだ。」

に向かうのは哲学じゃなくて「思想」なんです。

だから、今は哲学者はほとんどいなくて思想家が多い。
フロイトなんかはある意味「思想家」なんです。
彼は、私にとって「心」とはこういうものなんだということを語っている。

いま、頭が良いと言われている人がよく引き合いに出してくる、
フーコーやデリダ、バルトみたいな人たちはあくまでその人たちにとっての『世界』を語っているってことを忘れちゃ行けない。それを『哲学』として見ると、どうしても見方がずれると思うんです。哲学があくまで厳密な学問としてあるとすれば、思想はそうじゃない。そして、そうじゃないからこそ、思想は読む価値があるんじゃないかと僕はそうおもいます。

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